【企業分析】AbemaTVは業績不振?!サイバーエージェントの経営分析

企業分析

 

 

今日はサイバーエージェントの経営を分析していきたいと思います。サイバーエージェントにはどんなイメージがありますか?

アメブロとか、AbemaTVとかですかね。AbemaTVは最近、香取慎吾や草薙剛や稲垣吾郎や安倍総理など、話題性のある人ばかり出てきますよね。僕はAbemaTV見ていませんが、皆さんは見ていますかね?僕の周りにはあんまりいない気がするんですよね。アメブロをやっている人もあんまりいない気がするなぁ。僕が知らないだけか。

では、サイバーエージェントの分析に入っていきましょう。

子会社の数は100以上?!サイバーの経営する事業は?

では、実際にサイバーエージェントがどのような事業を持っているのかを見ていきましょう。

上の図を見てください。

メディア事業は、代表的なのがAbemaTVですね。あとは、最近「タップル誕生」という大学生に人気のマッチングアプリも成長しています。AbemaTVは通信と放送を融合させたコンテンツとして、ライブドア楽天がなし得なかったことを成し遂げたメディアです。

ゲーム事業で一番有名なのは、Cygamesですね。「グランブールファンタジー」や「神撃のバハムート」などはとても有名ですね。「神撃のバハムート」は、全米No.1を獲得しました。ネットゲームは一度バズったものを出しても、その後引き続きバズり続けることは難しいので安定はしなさそうですね。ネットゲームでよくあるパターンですね。

インターネット広告事業は、僕ら消費者からしたらあんまりわからないかもしれないですが、国内トップシェアを誇ります。

投資育成事業では、有望な企業に投資する事業を行っています。これは「藤田ファンド」としても有名になりました。投資先の企業が有望な企業ばかりなのが特徴的です。

子会社の数は?

サイバーエージェントは、子会社をたくさん持っているイメージがあります。実際はどうなんでしょう。

見てください。2017年には106社も子会社として持っています。どんどん増えていますね。サイバーエージェントは大規模なM&Aをしないイメージがあります。この増えた子会社は、基本的に先行投資なのでしょう。まだ大きくない段階に子会社としてしまい育成する、だからこそ投資育成事業と呼んでいるのでしょうね。

ぐんぐん伸びるサイバーエージェントの売上高

サイバーエージェントの売上高です。売上高がどんどん伸びています。サイバーエージェントは1998年に起業されたので、そこからずっと売上が伸びていることになりますね。

一方、経常利益率は不安定ですね。これは、ゲーム事業によるところが大きいと思います。ゲーム事業は、一度ヒット商品を出せてもその後もヒットを出せるとは限りませんからね。ネットゲームでは特にです。

2012年には、「神撃のバハムート」が全米でNo.1になっています。その影響で2012年の利益率は高いのですね。

では、セグメントごとの売り上げを見てみましょう。

広告とゲームの2本柱!サイバーエージェントのセグメント売上

上の図を見てください。インターネット広告が51%を占めていますね。そして、ゲーム事業が37%を占めています。この二つで88%と、利益のほとんどを占めていることがわかりますね。

これ、結構意外ではないですか?僕らのサイバーエージェントのイメージはアメブロやAbemaTVなどのメディア事業にあったからです。メディア事業は、7%ですね。なんでこんなに少ないんでしょう。

メディア事業に注目してみてみましょう。

メディア事業は先行投資の我慢の時期??

メディア事業を既存事業先行投資事業に分けて、それぞれの利益の違いを見てみましょう。

見てください。既存事業の利益に対して、先行投資の額がものすごく大きくなっていますね。これが、メディア事業が全体の売上のうち7%しか占めない理由です。

ここまで多額の投資をして、サイバーエージェントの先行投資にかける熱は目を見張るものがありますね。

以下の資料を見てください。

広告事業とゲーム事業で利益を積み上げ、メディア事業に十分な投資をし、中長期の柱に育てるとありますね。

そうなんです。広告事業とゲーム事業の安定的な利益を背景に、今メディア事業は成長段階にあるのです。

まとめ

これでサイバーエージェントの分析を終わりたいと思います。

サイバーエージェントは、その先行投資の力に成長してきた秘訣があると思います。このメディア事業が成功すれば、また新しいサイバーエージェントが誕生するのでしょう。これからが楽しみですね。

財務諸表の特徴に焦点を当てた記事もあるので、併せて読むと理解が深まります。

では、また次の投稿も楽しみにしていてください。

 

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